無料-
出会い-
花-
キャッシング
家保千家の戯(かぼちゃのたわむれ) 個人蔵
作者--------河鍋暁斎
成立年代----江戸時代 元治元年(1864)
解説----はいっ。覚えてる人は覚えているでしょうか。以前に掲示板でお勧めをもらったので、載せてみました♪
《家保千家の戯》は何枚かあるのですが、これはそのうちの一点。
カボチャ達が、神輿(みこし)をかついで大騒ぎしているところです。
頭はカボチャの実で、体はカボチャの葉でできています。神輿もカボチャ、人形売り(画面中央上)のキセルも
売り物の人形も、人形を刺す藁づつも、みんなカボチャ。
カボチャだらけです。というかカボチャしかないです。
しつこいことに、《家保千家の戯》という題名を囲っているのもカボチャの蔓です。
ここまで徹底されると、「おみごと」としか言いようがないですね。
カボチャ達は、手に「天王」と書かれた扇を持っています。
これは、六月中旬に行われる、江戸の「牛頭天王祭」の様子を表しているから。
京都で言うところの、「祇園祭」と同じ神様を祀っています。
さて、この絵を見て「ん?」と思った人もいるかもしれませんが・・・
この絵、国芳の《ほうづきづくし》と雰囲気がそっくりなのです!
暁斎は、国芳の弟子だったので、《ほうづきづくし》を意識していたかもしれませんね。
[PR]動画