無料-
出会い-
花-
キャッシング
2004/12/20更新
「こんりう」について、「建立」ではないかというメールをいただきました。
像がある時に、横にこの文字が書かれていることが多い、ということだそうです。そうなんですね!
私はこの絵ではじめてこういう文字を見たので、何のことだかよくわかってませんでした;なるほどー!
そして友達情報によると、江戸の金魚の生産地・発祥の地である不忍池に、フグの供養碑とスッポンの供養碑があるそうです。
もしやこの「こんりう」のついた猿の像も、それと同じようなもので、金魚が食べたボウフラやミジンコの供養碑か!?
・・・という説が出たのですが、フグやスッポンの供養碑は、フグやスッポンの形をしているそうなので・・・・
この絵のは猿ですしねぇ。うーん・・・・。なんなんだろう。
ちなみに、《金魚尽くし》について一番詳しい解説が書かれている図版、鈴木重三編 『国芳』 平凡社(1992)p233には
次のようにありました。
「一見、鳶に油揚げ入りの味噌濾しごとさらわれ、居合わす老若の金魚たちが、あれよあれよとあきれるありさまと解けるが、
実際にはこのさらう対象は、その紡錘形から鰹と考えるほうがよさそうである。すでに山東京伝の『絵兄弟』に鳶が奴から
鰹をさらう図があり、「鳶奴」と俗称される長唄の変化舞踏が、文化・文政に七代目市川団十郎、同海老蔵(八代目団十郎)
によって演じられ、鰹をさらった鳶を折助が追いかける演出になっているからである。またその方が初夏四月の季節感が
でて、本シリーズにふさわしいように思われる。」
・・・山東京伝の『絵兄弟』にも、もしかしたらこの猿が描かれてるかもしれませんね!それを見たら謎が解けるかもしれません。
あたってみます!ということで、請うご期待。
《金魚づくし さらいとんび》の謎を解明!(しようとしているページ・・・)
みなさんのご意見をお待ちしております。
下に行くほどあたらしい記事です。
[PR]動画